『ロミオとジュリエット』という演目を携え、全国ツアー中の熊川さん。
主役、演出、振り付け、芸術監督、そしてバレエ団のプレイングマネージャーと、五役をこなす多忙な毎日。
そのスケジュールの合間を縫って、二度めの出演をお願いしました。
熊川さん、驚くほど柔らかい人。からだだけじゃない。
少年のようなまなざしで話に耳を傾け、ユーモアを加えながら真摯に言葉を紡ぐ。
誰もが感じるクールな印象、圧倒的に輝くオーラの向こうに、繊細で温かい彼の本質が見えたがします。
さて、上演中の『ロミオとジュリエット』は、かのシェイクスピアの戯曲にプロコフィエフが作曲を手がけた、まさにそびえ立つ芸術作品。
ふたりの偉大さに寄り添いながら演じる幸せ、ロマンを感じると言う。
「端役でしたが、ロイヤルバレエの初舞台がこの作品。
あれからずっとこの作品に出演してきた。ぼくの成長が刻まれた作品です」。
その作品の振り付け・演出も手がけるようになった今、熊川さんは39歳というバレエダンサーとしての肉体的なポイントを迎えている。
そんな彼が抱く“バレエの切なさ”とは何か。
「もっと熱くなりたい」とつぶやく心の奥に灯る火とは……。
プラスワンでは、バレエ団を率いる経営者としての熊川哲也にも迫ります。
また、震災を経て抱いた覚悟とは何なのでしょう。
ぜひお聴きください。