« 2011年01月 | メイン | 2011年03月 »

2011年02月 アーカイブ

2011年02月01日

「芸術は霊感への奉納」ゲスト 横尾忠則

横尾忠則さんのアトリエを訪ね、お話をうかがう濃密な30分。その深遠な芸術世界を、作家自身の言葉で解き明かしていただきます。ミステリアスな表現の根底にあるのは、見えるものと見えないものを等価に扱う視点。未完の状態で生まれ、完成に向かって歩みながらも未完のまま死んでいく人間の豊かさを、横尾さんは熱く語りかけます。「当初の目的地ではなくとも、風に流されて辿り着いた港こそが真の目的地」。インスピレーション豊かな言葉の数々に圧倒される喜びを。


プラスワンでは、精神世界への旅をさらに続行。生死を主題とする横尾芸術の条件を探ります。物質としての肉体が触れられない宇宙への回路のひとつが、夢想にあると考える横尾さん。枯渇しない創造力は、インファンテリズム(幼稚性)の賜物。そして創作は霊感の源泉に対する奉納。運命とは、それを打ち破る自由意思とは何か? ラスコーリニコフの殺人はどこまでが意思なのか? 三島由紀夫や寺山修司らとの交流秘話など、聞き逃せない話の連続です。

2011年02月08日

「走ることは、生きること」ゲスト 金哲彦

大学駅伝やマラソンのランナーとして活躍し、現在はプロからアマまで幅広くランニングとウォーキングを指導する金哲彦さん。42歳で大腸がんを経験したのを契機に、走る喜びを人々に伝えることが自分の天命と悟りました。頭の働きが良くなり、感受性が鋭くなるランニングは、心身を健康に保つ格好の習慣。最近は婚活ならぬラン活も密かなブームなのだとか。箱根駅伝5区の思い出や、リクルート陸上部を創部したいきさつも聞きどころ。走ることを哲学する30分です。


プラスワンは、人生を豊かにするランニングのヒントが満載です。身体が温まって免疫力が高まり、思考が明晰になり、健康な食習慣も身につくのがランナーの特権。三日坊主にならないコツは、「数値による目標を設定しないこと」。走り続けるプロならではの言葉に重みがあります。ボルダーでの武者修行や、有森裕子さんを支えたバルセロナ五輪の逸話も必聴。がん治療以後もフルマラソンを年7回は走る47歳。心にも身体にも効く、素敵なトークをお楽しみください。

2011年02月15日

「虚実皮膜の演劇人生」ゲスト 唐十郎

聞き手:菊地史彦
アシスタント:浜菜みやこ

 伝説を作り続ける演劇界のカリスマ、唐十郎さんを迎えたエキサイティングなトーク。独創的な取材や演出の手法から、多義性に富む演劇世界の秘密を自ら開帳してくれます。舞台の裏話、テント小屋のルーツなど、ファン必聴の内容が目白押し。大風で倒壊しそうなテントを客が支えつつ強行したボタ山興行など、驚くべき実話のオンパレードです。若かりし実母を登場させた近作『風のほこり』や、4月の唐組公演『ひやりん児』に関する秘話もお聴き逃しなく。


 プラスワンでは、1967年の『腰巻お仙』で本格的に始まった破天荒な演劇人生をつぶさに回想します。芝居にコンプレックスを感じていたという意外な若手時代や、唐十郎という筆名の由来。世界の紛争地で次々に公演を敢行した理由。グロテスクな衛生博覧会、ヒロポン中毒者、紙芝居屋、男娼たちなど、下町のデカダンスが唐さんの原風景。「芝居とは、暗がりで頭を上げ、光を見つけて彷徨うこと」。一座という組織にこだわり、芝居に命を捧げる男の人生はまさに劇的です。

2011年02月22日

「老前整理のすすめ」ゲスト 坂岡洋子

 住居や家電のデザインを手がけてきた坂岡洋子さんが提唱する「老前整理」とは、老後20年を前向きに考えるためのアクションです。在宅介護の現場で目にするのは、バリアフリーを阻害し、必要なときにも見つけだせないモノの山。ストレス解消のためにモノを買い、モノから新しいストレスを受け取る悪循環が老後を住みにくくします。坂岡さんが指南する整理の秘訣には、目からウロコの連続。自らが決断することで真の目的を見いだし、人生を豊かにするヒントが満載の30分です。


 プラスワンでは、老前整理の具体的な進め方を大公開。「思い出の品」「まだ使える」「高かった」「もったいない」などの、“捨てられない理由”に対抗する思考法とは? 客観的な視点を持ち、一番大切なものが何かを知ればモノへの執着は減るはず。いつでも友達を呼べる家に住むことは、無縁社会の解決策にもなると坂岡さんは説きます。とりわけ一人暮らしの老人には、風通しのいい家が必要不可欠。人生の節目に行う老前整理で、余生はきっと豊かなものになるのです。

About 2011年02月

2011年02月にブログ「ラジオの街で逢いましょう」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2011年01月です。

次のアーカイブは2011年03月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。