「芸術は霊感への奉納」ゲスト 横尾忠則
横尾忠則さんのアトリエを訪ね、お話をうかがう濃密な30分。その深遠な芸術世界を、作家自身の言葉で解き明かしていただきます。ミステリアスな表現の根底にあるのは、見えるものと見えないものを等価に扱う視点。未完の状態で生まれ、完成に向かって歩みながらも未完のまま死んでいく人間の豊かさを、横尾さんは熱く語りかけます。「当初の目的地ではなくとも、風に流されて辿り着いた港こそが真の目的地」。インスピレーション豊かな言葉の数々に圧倒される喜びを。
プラスワンでは、精神世界への旅をさらに続行。生死を主題とする横尾芸術の条件を探ります。物質としての肉体が触れられない宇宙への回路のひとつが、夢想にあると考える横尾さん。枯渇しない創造力は、インファンテリズム(幼稚性)の賜物。そして創作は霊感の源泉に対する奉納。運命とは、それを打ち破る自由意思とは何か? ラスコーリニコフの殺人はどこまでが意思なのか? 三島由紀夫や寺山修司らとの交流秘話など、聞き逃せない話の連続です。