「絵画『東京大空襲』を解剖する」ゲスト 岡本信治郎
聞き手:平川克美
アシスタント:五十川藍子
昭和8年生まれの岡本信治郎さんが、終戦を迎えたのは12歳の夏。約50km離れた疎開先から見た東京大空襲が忘れられず、このたび60年越しで描いた大作『東京大空襲』が来夏の公開を待っています。画家を志したのは18歳。印象派、ソール・スタインバーグ、パウル・クレー、ジョルジュ・スーラらの影響からユニークな線画や不思議な明るさを持つ作風を確立し、911のショックで戦争を描く決意をしました。画業の全貌を自ら振り返る、貴重なトークをお楽しみください。
プラスワンでは、岡本さんの絵画的再出発となる新作『東京大空襲』を徹底解剖します。画面の中央には靖国神社に参拝する小泉純一郎元首相。空を飛ぶB-29はヤマタノオロチとなり、八百万の神を一神教化した大日本帝国の正体も暴こうとしています。まさに意味の洪水が画面に渦巻く叙事詩的な「読む絵画」。そこには、戦争と平和はひとつの連続した概念だと考える画伯の歴史観が塗り込められています。神なき宗教画を解くヒント満載のトーク。来年の公開が待ちきれません。