初めての著書『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』が大ヒットを続けている岩崎夏海さん。ドラッカーの経営学をヒントに、自分自身を乗り越えて成長する少年たちを描いた快作は、岩崎さん自身の甲子園への憧れや、ずっと抱き続けてきた問題意識が原動力となって生まれました。ギリシア悲劇やシェークスピアなどを読み込んで発見した物語の法則。「何が面白いのか」を解明する、真摯な姿勢がユニークな地平を開いています。
プラスワンは、師である秋元康さんの驚くべき逸話でスタート。岩崎さん独自のエンターテインメント理論がスリリングに展開します。あらゆる面白さのエッセンスが詰まった愛読書『ドンキホーテ』の分析から、すべてのエンターテインメントの核が「矛盾」にあると断定する岩崎さん。相反する概念がぶつかる地点こそ、ストーリー誕生の場なのです。映画界への進出もにらみ、最後の目標はエンターテインメント理論の執筆。その活動からは一時も目が離せません。