講談師の神田陽司さんは、タウン情報誌の元副編集長という変り種。芝居に憧れて上京し、編集者時代に二代目神田山陽さんと出会って入門を決めました。その後は、実体験を元にした『阪神大震災』を皮切りに、ユニークな新作講談を量産。各地を放浪して、博学に磨きをかけました。相対性理論から株取引まで、ネタの引き出しは無尽蔵。世間の出来事が講談の基本と考え、有名事件の裁判も熱心に傍聴します。明治維新とグローバリズムを並べて語る時代感覚が陽司さんの真骨頂です。
プラスワンでは、即興で演じる「お題講談」をスタジオで敢行。「勝海舟」「梅干し」「六本木ヒルズ」という3つのキーワードから、見事な10分間の講談を披露します。豊富な知識を駆使しつつ、ニュース性を講談に加えるのが陽司さんのジャーナリズム魂。ネットサーフィンで培う博識ぶりには舌を巻くばかり。ビル・ゲイツ、野村克也、スティーブ・ジョブズらの評伝から、無数の「泣ける話」を作り上げてきた才人。現代を語る講談の魅力をたっぷりと感じてください。