英国関連のエッセーでも知られる林望さんの本業は、純然たる国文学者。小説、歌曲の作詞、能評論なども手がけるマルチな文筆家です。最近は、古事記などのエロチックな側面を解説した『古典文学の秘密』や、現代小説のように楽しく読める『謹訳源氏物語』が話題に。その源氏物語から、光源氏が六条御息所に別れを言う名場面をバリトンの美声で朗読してくれます。千年前の他人事とは思えない恋愛模様に、日本の古典文学の魅力が再発見できることうけあい。
プラスワンでは、恋愛という万人の関心事を軸に、古典文学を読み解いていきます。千年前の日本でも、草食系男子はモテモテ。筆まめな男がモテるのも同様で、「後朝(きぬぎぬ)の文」は、デート後の携帯メールそのものです。そして重要なのは、性愛が外せない要素であること。不埒な遊び人の視点から男女関係を描いた『源氏物語』の奥深さや、『枕草子』に描かれた赤裸々な女心など、ちょっとエッチな古典の楽しみ方を林さんが惜しみなく伝授してくれます。
※テキストが異なっておりましたので修正いたしました。大変失礼致しました(2010.07.18)