文化庁芸術祭新人賞を受賞し、今もっとも旬な噺家の一人である桂平治さん。桂文治師匠の思い出話に始まり、落語に関する素朴な疑問に答えてくれます。師匠から口移しでネタを学ぶ方法。学んだ噺をいったん封印して、再び血肉化する「お蔵入り」のプロセス。流派が異なる師匠からも無償で学べる落語界の伝承システム。落語の「噺(はなし)」は口編に新。古典にも、新しい切り口が欠かせません。今すぐ寄席に出掛けたくなる、落語の魅力がたっぷり詰まった30分です。
プラスワンでは、平治さんの遍歴や私生活に迫ります。テレビを録音して覚えた「転失気」を、親類の前で演じた早熟な小学生時代。地元に来た憧れの桂文治さんに入門を志願し、高校3年生の夏休みに東京での修行を実現させて内弟子となりました。生来のおしゃべりで、いつも楽屋が賑やかな平治さん。外出時はいつも和服で、俳句や絵手紙をたしなみます。カブトムシの飼育もプロ級。「焦らず、怠けず」をモットーに我が道を行く、気取らない魅力をお楽しみください。