著書『悩む力』が大反響を呼んでいる姜尚中さん。野球での挫折や21歳の改名などの秘話を皮切りに、現代が抱える深刻な問題を静かに問いかけます。他人を信じられない人々の欲望で動くマーケットの原理と、その破綻の先にあるもの。マニュアルばかり詰め込まれ、実体験に乏しいエリートたち。人の絆がバラバラになり、隣人の幸福を喜べないゼロサムゲームの時代。そんな厳しい現状にも必ず救いがあると説く姜尚中さんの言葉には、しなやかな力が漲っています。
プラスワンでは、夏目漱石が生きた100年前と現代を重ねながら、私たちが今なすべきことを考えます。日露戦争後の社会の荒廃は、希望なき現代に酷似。政治の権威が失墜すると、社会がパロディ化して宗教が台頭するのは歴史の必然のようです。一人で叶える欲望ではなく、世の中の皆で描く希望を。安易なソリューションに飛びつかず、悩み抜くことこそがただひとつの鍵。燃えるような情熱を穏やかに語る、姜尚中さんの魅力がぎっしりと詰まったトークです。
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