京都錦市場にある包丁の老舗「有次」に40年間勤務し、15年前より店長を務める武田昇さんがゲストです。
有次の創業は1560年というから、何と桶狭間の合戦と同じ年。鍛冶屋、研ぎ師、柄や鞘を作る職人たちの技を結集させ、御用鍛冶として様々な刃物作りを受け継いできました。取り扱う包丁の種類は500種類以上。そのひとつひとつが調理人たちのこだわりに応えた本物のプロ仕様であり、日本全国の料理店、食材店、さらには欧州の一流料理人にも一目置かれる存在です。はがねの刃とホオノキの柄で作る和包丁は、「これぞ用の美」というべき美しさ。
番組後半では一般家庭の皆さんのために、武田さんが包丁の揃え方や手入れの方法をアドバイスしてくれます。はがねの包丁は毎日の汚れをきれいに落としていれば、一般家庭なら研ぐのは月に一度で十分。水を流しながら研がないこと、食器乾燥器には入れないことなど、包丁の正しいメンテナンス法は必聴です。伝統ある和包丁を通して、京都のものづくりの精神が楽しく学べる30分。