結成57年、世界屈指のキャリアを誇るジャズバンド「原信夫とシャープス&フラッツ」を率いる原信夫さんがゲストです。
音楽の先生にコルネットを手渡されて小学校5年生で吹奏楽に目覚め、昭和18年には海軍軍楽隊に入隊。戦後、東宝交響楽団の入団試験に合格するものの、偶然再会した軍楽隊の仲間に「クラシックじゃ食えない。これからはズージャだ」と誘われて19歳でジャズメンの仲間入りをしました。
ラジオの駐留米軍放送を聴いて猛勉強しながら黒人クラブで人気を博し、24歳にして自らのバンド「シャープス&フラッツ」を結成。日比谷公会堂で日本初のジャズリサイタルを開催するなど、ジャズの普及に貢献しました。ナット・キング・コール、江利チエミ、美空ひばりらスターとの共演も多く、作曲家としては美空ひばりの「真っ赤な太陽」が大ヒット。
そんな大御所もこのたび82歳で引退を決意し、現在は全国50カ所を回るファイナルツアーの最中。「ジャズの捨て石になろうと決めた人生。今でも神様のようにジャズを信じている」——その生き様がジャズそのものです。