PHP総合研究所所長の江口克彦さんがゲストです。松下幸之助さんがPHPを創設した昭和21年11月は、敗戦直後の混乱期。日本を再び繁栄に導くべく、人々の知恵を集めて普及する拠点としてPHP総合研究所は生まれました。
PHPとは、ピース(平和)、ハピネス(幸福)、プロスペリティ(繁栄)の頭文字。シンクタンクとしての客観性を重視し、松下電器からの資金援助もありません。それゆえ独自に資金を稼ぐために出版に力を入れ、数々の良書を世に送り出しました。
自身を「理想主義的現実主義者」と評する江口さんは、浪人中に読んだ「政治心理学」の著者である中村菊男氏に師事するため慶大に入り、そこで松下幸之助が出資する雑誌「新政経」と出会って人生の目標を見出しました。何十年も先の未来を見据え、国民の一人として国の形を変えていくこと。中央集権を脱して、地域主権の国を作ること。そんな確固たる理念、具体的な目標、決断力を持ち、挑戦を続けている経営者。様々な活動に身を投じながら「まだまだヒマ」と話すその情熱に、脈々たる松下イズムが感じられます。