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「歴史の隙間を好き勝手に埋める楽しさ」ゲスト 旭堂南海

 上方講談師として活躍する旭堂南海さん。同じ伝統話芸でも、落語と比べると講談は少し馴染みが薄いかも知れませんが、旭堂さんによれば、講談、特に上方講談は「ちょっと作り事の物語」だと言います。
 お家騒動や怪談ものが多い江戸の講談と違って、上方講談は豊臣秀吉や真田幸村を題材にした歴史ものが多いのですが、その史実をそのまま語っても講談にはなりません。
 ところが、史実というのは、いくら歴史学者が調べつくしても、どうしてもわからない部分、つまり隙間が残ります。旭堂さんは「そこがまさに我々の出番。隙間を勝手に面白おかしく埋めて、一つの物語を作る。我々の仕事は「隙間産業」ですよ」と、語る口調はもうすっかり講談師。
 「隙間産業」にあっては、史実で言われる勝者も敗者もありません。歴史上の勝者を笑い飛ばして、敗者をいたわり可愛がる上方講談のセンスは、勝ち組と負け組、そして格差社会などと言われる現代に生かされている私たちに、どこか暖かく染み込んでくるような気がします。

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2007年10月23日 18:02に投稿されたエントリーのページです。

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