学習院大学経済学部を卒業し、宝塚歌劇の観劇が趣味だという変り種。噺家の柳家喜多八さんが登場します。
江戸弁のレクチャーもそこそこに、噺家を志して10代目柳家小三治に弟子入りした動機を説明。落語研究会に所属していた大学時代から、志ん朝の「押す」芸よりも、小三治の「引く」芸が肌に合っていたのだと振り返ります。
それに加えて、実は小三治師匠と喜多八さんには教員の息子として育ったという共通点があり、師匠のおかみさんが認めるほどの似た者同士なのだとか。そんな師匠と芸風が同じだと評され、悩んだ時期もありました。
番組後半の聞きどころは、古典落語の演目を教わる稽古のお話。東京の噺家には、自分の師匠よりも他所の師匠から教わる演目が多いという、ちょっと意外な伝統があります。これは芸が偏ることを嫌う落語界特有の知恵なのです。
二日酔いのような気だるいムードで登場し、いつの間にかしっかりと観客の心を捕まえてしまうのが喜多八さんの魅力。「落語は力が抜けてなんぼ」といった持論から、落語にかける真摯な思いが伝わってきます。
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