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2007年10月 アーカイブ

2007年10月01日

ラジオデイズのテーマ(Arranged by 海豚@ラジオデイズ)

  「ラジオデイズのテーマ」作曲:サカ・チャ~ン、アレンジ:海豚@ラジオデイズ。

ラジオデイズのテーマ(Comosed and Arranged by サカ・チャ~ン)

  「ラジオデイズのテーマ」作曲:サカ・チャ~ン/演奏:サカ・チャ~ン。彼の公式サイト→http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=sakacharn

2007年10月10日

「落語はストーリーテリングである」ゲスト 柳家小ゑん

 新作落語で独特の境地を開拓してきた、柳家小ゑん師匠をお招きした記念すべき第1回。
 柳家小さん師匠に弟子入りした前座時代の思い出から、ジャズや天体への愛、新作落語創作の秘密まで、ストーリーテラー小ゑんの知られざる世界を垣間見ます。
 名作「ぐつぐつ」や「願いごと屋」などの聴きどころもちょっぴり紹介。さらに「人はなぜストーリーを追うのか」という深遠な問いかけから、落語の本質へ迫っていきます……。

 柳家小ゑん師匠のプロフィールは ラジオデイズ にてご覧いただけます
(作品試聴可。作品購入時は、ラジオデイズへの入会が必要となります)。

「噺家に話を聞こう!」ゲスト 大友浩

 落語をはじめ、演芸全般に対する新鮮な論評で定評のある大友浩さん。
 その大友さんは名うての聞き上手、名インタビュアーと言われています。「聞き」の極意について伺うと、柳家小三治師匠へのインタビュー経験などに触れながら、貴重なヒントをいくつも教えてくださいました。
 このノウハウはビジネスパーソンなら必見。もちろん、若手噺家、三遊亭好二郎さんへの格別な期待など、落語ファンにも聞き逃せない内容です。

「話下手の私が講釈師になった理由」ゲスト 神田茜

 軍記やあだ討ちなど勇ましい講談の世界で、「切なさ」という異色のコンセプトで独自の話芸をつくり出してきた茜さん。
 30種類の仕事を経験してどれにもあき足らず、話下手を克服しようと講釈師に弟子入りして、苦労の末に見つけた新作講談は「幸せになろう」シリーズでした。
 番組では、そのひとくさりをご披露いただき、スタジオ内は爆笑さく裂!等身大の女性を主人公に新作をつくり、演じ続ける茜さんの妄想力の秘密もお聞きしました。

「日活映画、あるいは明るかった昭和」ゲスト 関川夏央

 昭和30年代、光輝く銀幕の中で吉永小百合や石原裕次郎が体現した「日活映画の思想」とはどんなものだったのか?
 映画「ALWAYS三丁目の夕日」を入り口に、関川さんの『昭和が明るかった頃』をひもときながら、「あの時代」へしばしタイムスリップしてみました。
 レトロやノスタルジーだけでは語り切れない、清新、自由かつ少々荒っぽい昭和の時代精神を、「キューポラのある町」や「憎いあンちくしょう」から読み解きます。

関川さんのプロフィールは ラジオデイズ にてご覧いただけます
(作品試聴可。作品購入時は、ラジオデイズへの入会が必要となります)。

「コトバを考える文化人類学者、地球を駆ける」ゲスト 西江雅之

 文化人類学者・言語学者の西江雅之さんは、東アフリカ、カリブ海域などを現地調査し、23歳で日本初のスワヒリ語の文法を発表するなど、アフリカ諸語、ピジン・クレオール語の先駆的研究者として知られています。
 日本人がまだ自由に海外旅行ができなかった1960年ごろからアフリカに入り、現地語を研究してきた「ことばのスペシャリスト」である西江さんが語る外国語習得のコツは、「コツがないことを自覚せよ!」
 つまり、人間がものを覚える能力はそれほど優れたものではない、きょう3つの単語を覚えたら明日には2つ忘れているもの。だから、コツの有無など考えず、ひたすら覚えるしかない、というものです。
 これまでに90カ国近い国々を訪れた西江さんは、当然のように、行く先々でさまざまなことを経験してきました。そんな西江さんが語る、とっておきの話。
 「アフリカ内陸のある村で、水が欲しくて近づいていくと、いきなり槍を持った集団が向かってきたんです。なんとかしなけりゃということで、一緒にいた日本人の先生が、たまたま総入れ歯だったんですが・・・」 続きは、放送をお楽しみください。

「みんな、言葉の力で生きている」ゲスト 小池昌代

 番組に、初めて詩人がやってきました。小池昌代さんをスタジオに招き、お気に入りの詩集をテーブルに積み上げてのトークセッションです。
 小池さんは、1997年に詩集『永遠に来ないバス』で第15回現代詩花椿賞を受賞し、その後も『屋上への誘惑』で第17回講談社エッセイ賞、小説『タタド』で第33回川端康成文学賞を受賞するなど、難解と思われがちな現代詩の分野で活躍しながら幅広い読者を魅了してきました。
 番組前半では、会社員時代のエピソードを紹介。詩人を職業として考えたことはなかったという小池さんは、法律関係の出版社に勤めながら、詩集や同人誌の自費出版を重ねてきました。
 「詩は誰に向けて書くのか」という問いに「特定の個人に向けて書いたことはないけれど、誰か1人は繋がる人がいるはず」と答える小池さんは、どんな人でも生きていく上で詩の力を必要としているのだと信じています。
 番組後半では、自作の『声なき声の塔』に続いて、大好きな石原吉郎の名作『フェルナンデス』を朗読。声に出して読まれた詩が発する素晴らしい魅力、言葉の力を大いに感じてください。

小池さんのプロフィールは ラジオデイズ にてご覧いただけます
(作品試聴可。作品購入時は、ラジオデイズへの入会が必要となります)。

「江戸の落語と恋に学ぶ『粋』」ゲスト 田中優子

 江戸文化、アジア比較文化の研究者として知られる法政大学教授の田中優子さん。1986年に「江戸の想像力」を著して以来、世界史の中での江戸時代を捉え直してきました。
 今日の最初の話題は落語。江戸時代の落語には、死、犯罪、遊女、金、裏切りなどのグロテスクで反社会的な笑いが多く登場します。そんな際どい話題を「人間はこういうところがあるね」と軽く粋に聞かせるのが江戸の精神だと語る田中さん。日常に穴を穿って視点をずらすことで、触れたくない話にも光を当てるのが、人々の楽しみだったのです。
 番組後半は、江戸の恋について。近松門左衛門が流行させた心中物を、江戸後期に驚くほど現代的な手法で展開した山東京伝が話の発端です。本好きの青年が「僕も心中したい」と思って恋人探しを始める物語に、テレビドラマを生きてみたいと願う現代人と共通の感覚を発見。浮き世と呼ばれる虚構の世界を楽しみながら、現世を絶妙なバランスで捉えるのが「粋」の正体であると田中さんが解き明かします。
 江戸時代にタイムスリップし、そこに生きた人々の、洗練された心の仕組みに触れてみましょう。

「思想界の人気者、縦横無尽のトーク」ゲスト 内田樹

 固い話を柔らかく解き明かす、現代思想界きっての論客。話題豊富な内田樹さんのトークは、著作に劣らず縦横無尽です。
 最近話題の著作をいったい誰に向けて書いているのかという問いに、「街場の中国論」は何百万といる中国中産階級の知識人、「下流思考」は日本の社長さんたち、処女作「ためらいの倫理学」は数名のブログ愛読者に向けて書いたと答える内田さん。
 改憲問題についても、滑らかに持論を展開します。「僕は護憲派だけど、つまりは遵法精神の人。だから安倍さんが改憲したら新憲法に従う。それに僕は愛国者なので、改憲派の彼らも同じ日本人なので思わず愛しちゃう。お前は俺と意見が違うから日本人じゃないなんていう人は、愛国者じゃない(笑)。」
 そして番組後半では、ふいに沸いて出た「倍音」のメカニズムの話が、いつの間にか結婚詐欺師はみな声が良いという話になり、やがて村上春樹の文体が世界中で読まれる理由の考察にまで発展します。
 ひとつの話題が様々な思考回路を開き、最初の質問を忘れてしまうほど奔放に展開。そして、あっという間に時間切れとなる内田樹ワールドに脱帽です。

内田さんのプロフィールは ラジオデイズ にてご覧いただけます
(作品試聴可。作品購入時は、ラジオデイズへの入会が必要となります)。

「釣りと文学の深い関係」ゲスト 大岡玲

 作家生活18年になる大岡玲さんがゲスト。「黄昏のストーム・シーディング」で文壇に登場し、またイタリア語の翻訳家として「新訳ピノッキオの冒険」を訳出するなど、多彩な著作を発表してきた作家の素顔に迫ります。
 作家生活のエピソードで始まったトークは、やがて大好きな釣りの話へ。父親(大岡信さん)はインドア派でしたが、大岡玲さんは子供の頃からのアウトドア好き。母親の郷里である沼津に行くたび、突堤から延べ竿でボラ、カワハギ、チンチン(小さい黒鯛)などを釣っていました。年上の従兄弟から秘蔵の釣り竿を借りて、それを踏み折ってしまった少年時代の思い出などを楽しく回想します。
 そして話題は、大岡さんが敬愛する開高健さんの随筆へと及びます。開高さんの人生と釣りの濃密な関係、随筆に見られるあのパセティックで切ない感覚は何だったのか。「開高さんは自分の憂鬱や生きる悲しみを、自然との格闘の中に放り込んだのではないか」と語る大岡さん。
 一瞬の輝きと、その後にやってくる虚無。たかが釣り、されど釣り。文壇きっての釣り好きが語る熱弁が聴きどころです。

大岡さんのプロフィールは ラジオデイズ にてご覧いただけます
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「女優が朗読する詩の迫力」ゲスト 烏丸せつこ

 番組に初めて女優がやってきました。1979年にクラリオンガールで鮮烈にデビュー、その後は大型映画女優として活躍してきた烏丸せつこさんが本日のゲストです。
 美貌とアンバランスなくらいに低いトーンの声、そして本音をずばずばと言う語り口調から、温かい人柄がじんわりと伝わってきます。烏丸さんは、ラジオのパーソナリティとしても人気を博してきました。
 番組後半では、ラジオデイズのために烏丸さんが朗読した20編の詩の中から、烏丸さん本人も大好きだという高村光太郎の「レモン哀歌」を披露。胸に響く、力を帯びた言葉の数々。その息を呑むような表現力で、スタジオは感動に包まれます。
 生身の人間を演じる芝居と、音声だけで表現する朗読はまったく違うと話す烏丸さん。洋楽は言葉が分からないから嫌いで、Jポップの若手アーティストの歌詞に注目しているという、意外な一面も見せてくれます。
 優しくて知的、ちょっと謎めいたイメージもある女優、烏丸せつこさんの魅力が存分に感じられる30分です。

烏丸さんのプロフィールは ラジオデイズ にてご覧いただけます
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2007年10月19日

「脱力系の噺家、その魅力の秘密」ゲスト 柳家喜多八

 学習院大学経済学部を卒業し、宝塚歌劇の観劇が趣味だという変り種。噺家の柳家喜多八さんが登場します。
 江戸弁のレクチャーもそこそこに、噺家を志して10代目柳家小三治に弟子入りした動機を説明。落語研究会に所属していた大学時代から、志ん朝の「押す」芸よりも、小三治の「引く」芸が肌に合っていたのだと振り返ります。
 それに加えて、実は小三治師匠と喜多八さんには教員の息子として育ったという共通点があり、師匠のおかみさんが認めるほどの似た者同士なのだとか。そんな師匠と芸風が同じだと評され、悩んだ時期もありました。
 番組後半の聞きどころは、古典落語の演目を教わる稽古のお話。東京の噺家には、自分の師匠よりも他所の師匠から教わる演目が多いという、ちょっと意外な伝統があります。これは芸が偏ることを嫌う落語界特有の知恵なのです。
 二日酔いのような気だるいムードで登場し、いつの間にかしっかりと観客の心を捕まえてしまうのが喜多八さんの魅力。「落語は力が抜けてなんぼ」といった持論から、落語にかける真摯な思いが伝わってきます。

柳家喜多八師匠のプロフィールは ラジオデイズ にてご覧いただけます
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2007年10月23日

「歴史の隙間を好き勝手に埋める楽しさ」ゲスト 旭堂南海

 上方講談師として活躍する旭堂南海さん。同じ伝統話芸でも、落語と比べると講談は少し馴染みが薄いかも知れませんが、旭堂さんによれば、講談、特に上方講談は「ちょっと作り事の物語」だと言います。
 お家騒動や怪談ものが多い江戸の講談と違って、上方講談は豊臣秀吉や真田幸村を題材にした歴史ものが多いのですが、その史実をそのまま語っても講談にはなりません。
 ところが、史実というのは、いくら歴史学者が調べつくしても、どうしてもわからない部分、つまり隙間が残ります。旭堂さんは「そこがまさに我々の出番。隙間を勝手に面白おかしく埋めて、一つの物語を作る。我々の仕事は「隙間産業」ですよ」と、語る口調はもうすっかり講談師。
 「隙間産業」にあっては、史実で言われる勝者も敗者もありません。歴史上の勝者を笑い飛ばして、敗者をいたわり可愛がる上方講談のセンスは、勝ち組と負け組、そして格差社会などと言われる現代に生かされている私たちに、どこか暖かく染み込んでくるような気がします。

2007年10月24日

「文化の活気を作り出す編集術」ゲスト 佐藤嘉尚

 現在、編集者、エッセイストとして活躍する佐藤嘉尚さんは、1971年に雑誌「面白半分」を27歳で創刊したことでも知られています。
 編集者として駆け出しのころ、美輪明宏の自伝『紫の履歴書』を世に送り出したところ、ベストセラーとなり、「ビギナーズラックだったのに、この成功が以後の自分の人生を誤らせた(笑)」と佐藤さんは言います。
 「面白半分」では、吉行淳之介や開高健、筒井康隆、野坂昭如ら著名な作家に半年ごとに編集長を務めてもらうという斬新なスタイルで、文学のみならず音楽や演劇などサブカルチャー全般を扱い、注目を集めました。
 ところで私たちにとって、編集者という人がどんな仕事をしているのか、いまひとつイメージしにくいところがあります。佐藤さんはこんな例を語ってくれました。「作家も他の仕事が忙しくて面白い原稿を書いてもらう暇がない。ミュージシャンや役者など、原稿書きが苦手だという人もいる。そんな人たちにどうやって書いてもらうかを考えました」。そこで佐藤さんが吉行淳之介と考え出したのが、随筆ならぬ「随舌」。
 作家たちにインタビューした内容を編集者が書きおこして原稿にするという、今ではよくある方法ですが、佐藤さんはこの「随舌」によって、1970年代のクリエイターたちの活気を鮮やかに紡ぎだしていったのです。

2007年10月26日

「歌舞伎や俳諧のコミュニケーション力」ゲスト 園田榮治

 「歌舞伎に初めて触れるなら、外国の音楽を聞く感覚で」と話す、園田榮治さん。大手広告代理店を退職後、会社経営のかたわら国立劇場や歌舞伎座で常任解説委員を務め、イヤホンガイドの声の主としてもおなじみです。
 番組前半では、学生歌舞伎の経験もある園田さんが、芸の善し悪しを見るコツのひとつを伝授。それは台詞の「息継ぎ」の観察なのだとか。上手い役者は句読点の通りに読まず、次の句の冒頭でやっと息を継ぐ。現代の日常でも、話の上手い人は次の話の一部を言ってから一息つくので、聞く方がたまらず乗り出してくるという興味深い話術も学びます。
 さらに俳諧宗匠の顔を持つ園田さんは、雑俳の言葉遊びにリスナーをご案内。雑俳とは、いわばルールを撤廃したカジュアルな俳諧の世界です。俳句にはなぜ季語があるのか、駄洒落はどうやって発達したのかなどといった知識を織り交ぜながら、江戸っ子が愛する「たとえ話」の話題を少々。
 「あいつは行徳のまな板だ」ってどういう意味? 無類の話し上手である園田さんが、知られざる日本語の楽しさを存分に教えてくれる30分。
 スタジオは、終止笑い声に包まれていました。

「闘う詩人の素顔に迫る」ゲスト 上田假奈代

 番組は、いきなり詩の朗読でスタート。関西弁で読み上げる叙情的な大阪の風景に圧倒されます。この「連歌詩」は、あるおばあちゃんの記憶の中にある街を綴った作品なのだとか。
 3歳より詩作を始め、17歳で朗読に目覚めた上田假奈代さんは、視覚障害者、高齢者、親子、一般社会人、中高生などを対象にした詩のワークショップを行っている異色の表現者です。
 極めつけは、居酒屋やライブ会場などで初対面の人の腕をとってトイレに連れて行き、個室で鍵をかけて詩を朗読する「トイレ連れ込み朗読」。そのユニークな活動の様子を、笑いを交えて紹介してくれます。
 誌の朗読は1対1だという上田さんは、耳を澄ますこと、心を澄ますことを大事にし、「今この場で、この人たちと、どんな時間を過ごしたらいいのか」を考えながら朗読を行ってきました。
 現在は、釜ヶ崎でホームレスの表現活動支援や就労活動支援も行い、精力的な聞き取りを通して見えてくる「他人が見ていた景色」に共感しながら創作活動を続けています。
 身近な人を大胆に巻き込んでいく、実に大阪らしいアプローチが魅力的です。

「名人一家の長屋暮らし」ゲスト 美濃部美津子

 大名人5代目古今亭志ん生の長女であり、10代目金原亭馬生と5代目古今亭志ん朝の実姉でもある美濃部美津子さんがゲスト。
 3人の個性的な噺家を生み出した家族の思い出を、しみじみと振り返っていただきます。
 特に思い出に刻まれている住居は、志ん生の自伝「なめくじ艦隊」にも描かれた業平橋の長屋。家賃がタダだということで移り住んだ一家は、大量に発生する蚊やなめくじに悩まされます。
 そんな長屋にもおせっかいで人情に厚い人々が集まり、貧しいながらも楽しく賑やかな暮らしがありました。
 まだ昭和初期、破天荒な父は真打になったものの全く売れず、気丈な母が深夜に及ぶ内職で生計を支えていた時代。幼い馬生はやがて絵が上手な子供に育ち、しばらくして自由奔放な志ん朝が生まれてきます。
 志ん生が語る貧乏話に少しの憐憫も感じられなかったのは、下町の長屋暮らしがいつも喜びで溢れていたからなのでしょう。家庭では小言を言われたことなどないという美津子さん。まるで落語の人情噺に耳を傾けるような30分です。

美濃部さんのプロフィールは ラジオデイズ にてご覧いただけます。

2007年10月28日

「インタビューの達人になるには」ゲスト 原賀真紀子

 原賀真紀子さんは、週刊朝日やAERAなどに執筆する気鋭のジャーナリスト。慶応義塾大学を卒業後、第一勧業銀行に勤め、家業に携わった後に渡米。ノースウエスタン大学ジャーナリズム大学院で学びました。
 現在はジャーナリストとして活躍しながら、東京工業大学で英語の講師も務めています。1年間の留学で、アメリカの徹底した実学主義を知ったという原賀さん。シカゴには学生であってもジャーナリストとして扱ってくれる伝統があり、ワシントンでは公聴会で好きなだけ要人に話を聞きました。
 現在はその経験を活かし、国内外のVIPを相手に数多くのインタビュー取材をこなしています。毎度緊張するというインタビューに際して原賀さんが心がけているのは「普段の生活ぶりも含めてちゃんとした人であること」。
 良いライターだと思われても、帰ったら顔も思い出せないくらいの黒子に徹するのが理想なのだとか。好きなジャーナリストは、ニューヨーカーに寄稿しているスーザン・オーリーン。
 無名の人々を話題にしたトラベル・ジャーナリズムの達人です。原賀さんのトークは、第一級のジャーナリズムの現場が垣間見られる話題で溢れています。

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