原きよ朗読の世界、太宰治の魅力
「満願」
初出:昭和13年9月 (7分ほど)
作品の執筆時、伊豆でひと夏を過ごしたときに、足の怪がきっかけで医者夫婦と仲良くなる。そこに通院する清潔で若い「奥様」を知る。胸を患う彼女は3年間、医者に「辛抱ですよ」といわれ続けるのだが、ある日、私はパラソルをくるくるっと回しながら飛ぶようにして帰っていく「奥様」の姿を目にする。「けさ、おゆるしがでたのよ」とささやく医者夫人・・それはあるいは、さしがねだったのかも・・・? 私の好きな言葉「さしがね」が最後に出てきます。太宰のさしがねと思いこんでいることをお話しできるとうれしいです。
ゲスト:原きよ
アシスタント:浜菜みやこ